乾燥で鼻がダメージ!
風邪でも花粉症でもないのに、鼻の調子がおかしいってことありませんか?
鼻水は出ていないのに、鼻をかみたくなる・ 鼻くそがたくさん出る・ヒリヒリするような鼻の痛み・鼻血が
出たり、かさぶたができる~このような状態だとしたら「ドライノーズ」かもしれません。
「ドライノーズ」は、その名の通り、鼻の中の粘膜が乾燥する状態です。
乾燥感と同時に鼻がムズムズしたり、ピリピリとした痛みを伴うこともあり、症状が進行すると鼻水が
カサブタ状になり、出血・炎症などの原因になります。
ドライノーズの原因は?
冬場の空気は乾いていますし、気密性の高い職場やマンション・ホテルではエアコン等で、湿度が20%以下になることもあり、
このような乾いた室内で1日の大半を過ごすことが、ドライノーズの原因の一つと考えられています。
他にも、飛行機や新幹線に乗ったときや、アレルギー治療用の点鼻薬でドライノーズが発生することも知られています。
ドライアイやドライマウスはよく知られていますが、ドライノーズに対する認知度はまだ低く、なぜだかわからず鼻をかんで
いる人が多いようです。
鼻の重要な役割
鼻腔に入った空気は適度な温度と湿度に調節されて肺に送られます。
また、鼻腔を通るときに細かいチリやホコリも取り除かれます。
鼻腔の天井には嗅(きゅう)細胞があり、においを感じとり、腐敗臭などを嗅ぎ分けて
危険を避けることができます。
風邪やインフルエンザも防ぐ鼻
鼻は、粘膜を潤すことで、息をする時に入るウイルスの侵入を防いでいます。
だから、鼻が乾燥していると、風邪やインフルエンザ、感染症になる危険性も高くなってしまいます。
ドライノーズの対策は保湿&保湿!
◎マスクで乾燥を防ぎましょう。
普通のマスクでも効果がありますが、水で湿らせたガーゼマスクを使えば、よりいっそう効果が高まります。
◎市販のドライノーズ用スプレーを使ってみる。
鼻の中に霧状の洗浄液をスプレーして、乾燥感・ムズムズ感を抑えるものです。
◎食塩水を点鼻する。
鼻が塩分に反応して、鼻水を出そうとするので、食塩水が良いそうです。
500mlの精製水に4.5gの食塩を入れて、生理食塩水をつくります。スプレーボトルなどに入れ、
鼻にシュッとします。(市販のスプレー剤も塩化ナトリウムが主な成分です)