体に大切な油
油は悪いことばかりじゃない!
油の過剰摂取は体に悪影響ですが、適量を摂らなければ体の様々な機能に影響を及ぼします。
油には細胞膜の形成や、肌や髪を健康に保つ、脳や神経の機能を保つ、ホルモンの材料になる等の役割があり、不足すると血管が弱くなったり、脂溶性ビタミン(ビタミンA、D、E、Kなど)の吸収が悪くなってしまったり、肌のツヤや髪のパサつきの原因にもなります。
注目の“亜麻仁油”“えごま油”
亜麻仁油は、亜麻という花の種子(亜麻仁)から抽出した油で、えごま油《しそ油》は、シソ科の植物(えごま)から抽出した油です。
エゴマ油としそ油は同じもので商品によって名前が違うようです。
どちらもα-リノレン酸を豊富に含んでおり、α-リノレン酸は、体内でEPA(エイコサペンタエン酸)や、DHA(ドコサヘキサエン酸)を作る原料にもなります。
血液サラサラ、血圧をさげる、アレルギーを予防・緩和する、発ガンを防ぐなどの効果が期待され、今話題の油です。
酸化しやすいため、そのまま飲む、サラダのドレッシングやマリネにするなど、加熱処理をしないで摂ることがポイントです。
香りと味が気になる方は、工夫して食生活に取り入れてみましょう。
また、長期保存には向きませんので、なるべく早く使い切りましょう。