秋の空を見上げて
天高く馬肥ゆる秋
秋の空が高いと言われるのは、夏の間の湿気の多い空気に変わって、乾燥した空気が広がり、視界が良くなるために空が青く澄んで高く見えるようになります。
秋の雲の代表「いわし雲」
細かな雲の粒がたくさん集まってできている雲で、空に白い小石をばらまいたように見えます。 「うろこ雲」または鯖の背中の模様にも似ているため「さば雲」などと呼ばれ親しまれています。
雲は、気象学上でできる高さと形で10種類に分けられ「十種雲形」と呼ばれ、いわし雲は巻積雲(けんせきうん) で、羊の群れのようにも見える「ひつじ雲」
は高積雲 (こうせきうん)と呼ばれます。
「うろこ雲が出たら3日のうちに雨」「ひつじ雲が出ると翌日雨」というようなことわざが全国にあるように、天気予報がない昔は、雲を見て判断して農業や漁業に役立てていました。
雲を見る余裕を持つ
青く澄んだ空に、どんどん形を変え、流れていく雲。今日はどんな雲の形かな?と、空を見る時間を作ってみませんか。
意識が変わり、空と流れていく雲を見ることでゆったりした気分になり、リラックスにつながるかもしれませんよ。