ブドウはタネも皮も食べる?
ブドウは世界中でもっとも多く栽培されている果物で、10,000もの種類があり、栽培の歴史も古く、約5,000年も前からと言われています。
◎脳に唯一の栄養源のブドウ糖
ブドウの甘み「ブドウ糖」は体内で代謝の経過を経ずにそのままエネルギーになるので、疲労回復効果が大きく、また脳に直接栄養源となるので、集中力を高めたいときや勉強や仕事で脳をたくさん使ったときにオススメです。
◎豊富な栄養分は皮にある
ヨーロッパでは、ブドウの皮を剥かずに、丸ごと種まで食べるのだそうです。皮を剥く日本とは違いますね。
ブドウの皮の色は、大きく分けて黒・赤・緑色の3種類で、黒や赤の皮にはポリフェノールの一種である「アントシアニン」が含まれています。
アントシアニンには、眼精疲労や活性酸素を除去する効果があります。
また、悪玉コレステロールの発生を防ぎ血液を綺麗にする働きがあることから、動脈硬化やがん予防にも期待ができます。
さらに、赤色の皮のブドウには、発がん抑制作用を持つといわれる「レスベラトロール」というポリフェノールも含まれていますので、これらの栄養素を体の中で活かすためには、皮ごと食べるのが一番です。
※ブドウのタネが直接盲腸を引き起こすわけではありません。しかしどんなに体に良いものでも、食べすぎには注意が必要です。