今から!夏の「冷え性対策」

体の内側が冷えている!
一日中冷房のきいた部屋で仕事や家事をこなしていると、体の深部まで冷え、しかも冷たいものを多くとれば、さらに体の内側に「冷え」が滞ってしまいます。

冷え


ここをチェック!
①顔や上半身がほてり、腰から下が冷たい場合は「冷えのぼせ」といって、典型的な体の内側の冷えを示す症状。
②手足だけでなく、下腹部や腰に手を当ててみる。冷たければ「冷え」の徴候。
③向うずねを軽く押して、痛みやむくみを感じたら、体の水分代謝が滞って内部が冷えている知らせ。大汗をかいたりする場合も要注意。

男性も油断してはダメ!
「冷え」は女性に多く聞かれますが、もちろん男性にも冷えはおきています。
中高年はもちろん、最近は若い男性でも手足の「冷え」を自覚する人が増えてきました。
「冷え」を放っておくと、頭痛、肩こり、腰痛、下痢、腹痛など、冷房病といわれる症状へ進み、1年中体が冷えて体調が悪いという慢性的な「冷え症」になってしまうこともあります。

腰痛


冷えることで起こる“むくみ”にも気をつけて!
体の中の水分の流れ、代謝が悪くなり、血液中の水分が血管やリンパ管の外にしみ出て、皮膚の下にたまっている状態が“むくみ”。
体が冷やされると血液の循環が悪くなって、いっそうむくんでしまいます。
代謝が悪いと体内に尿酸などの老廃物もたまりやすくなり、臓器に悪影響が出ることも。

夏の「冷え」は徹底的に温める!
その日の「冷え」はその日のうちに解消することが大切。
《体の中から温める》
体を芯から温める「温」の食材をとる。唐辛子、にんにく、しょうが、ねぎ類など。
血管を広げ、血行をよくするビタミンEは体内のホルモンバランスを調整する働きがあり、ビタミンCは毛細血管を強化、自律神経の乱れによる血管の収縮を緩和。
体内に効率よく熱を生み出す助けになるのがビタミンB群。
《体の外から温める》
ゆっくりぬる目のお湯につかる。よい眠りに誘う効果もあります。足は上半身に比べ10度も温度が低いため、入浴後はマッサージやツボを押すなど、血行をよくします。 また、腹部や腰にはインスタントカイロを貼り、温かな靴下を履く。これらも体の内側の保温に効果的です。
《筋肉を温める》
朝夕の涼しい時間帯に30分ほどのウオーキングをして心地よい汗をかくことも、体の代謝を整え、血液循環をよくします。

ウォーキング


マッサージは、冷えてかたくなった筋肉をほぐし、血行を良くして全身の代謝を高める効果があります。
冷えからくるコリや痛み、早めにご相談ください!

2023年06月09日