始めてみよう「ウォーキング」
気持ちの良い春の陽気に誘われて、ウォーキングを始める人も多いはず。歩けばいいと思うかもしれませんが、悪い歩き方でウォーキングを続けていると、背骨や背筋がゆがんで、骨盤のゆがみを引き起こすことがあります。その結果、内臓が圧迫されて血行が悪くなり、疾患を招くこともあるのです。ぜひ、正しい歩き方を身につけて効果的なウォーキングをしましょう。①姿勢:背筋を伸ばしてまっすぐに立ち 肩の力を抜いてリラックス。ピンと身長を伸ばすようにして、腰の位 置が上下に揺れないように。あごをひいて頭はまっすぐ。②目線:10~15メートル先を見る気分で。③腕:ひじは軽く曲げて、肩から腕を動かすようなイメージで、前後に大きくリズミカルに振る。④脚:膝はできるだけ曲げないで、腰から前に運ぶ感じで。⑤着地:つま先で蹴り出すように→かかとから着地→指の間を広げて足の裏全体で地面をつかむように。ウォーキング前後にストレッチ。歩き始める前には、休息状態にある体を、運動できる体に整えてあげましょう。ストレッチで全身を温めて、柔らかくし、筋肉を伸ばし、体と心に「これから歩きますよ」というサインを送りましょう。ウォーキングの後は、筋肉の張りをほぐし、上がっていた心拍数をゆっくりペースダウンして、体を少しずつ冷やしていくことが大切です。運動後には、乳酸などの疲労物質が筋肉にたまって、筋肉疲労をおこしています。整理運動は、筋肉痛を防ぎ、疲労回復に効果があります。※無理をしないこと ウォーキング中に足首の動きがにぶくなったり、しびれたりすることがあります。また、速く歩きすぎた場合は、すね側の筋肉が痛くなることもあります。無理をして続けてはいけません。効果的な時間帯《朝》朝のウォーキングは体がまだしっかり目覚めていないので、特にウォーミングアップを充分に行ってください。《昼》交感神経の働きが活発で、調整能力も高いので、運動には一番適した時間帯です。《夜》寝る前のウォーキングで、酸素をたっぷり取り込んで血行がよくなると、ホルモンの分泌が活発になり、肌の新陳代謝がアップ 。脂肪は寝ている間につきやすいので、夜歩いて、余分な脂肪を燃やしておくのはシェイプアップにも効果的です。