食べる胃腸薬“キャベツ”
柔らかくて美味しい春キャベツ。このキャベツには、胃腸薬にも配合されている成分のキャベジン(ビタミンU)が多く、ビタミンUは細胞を作るための材料となり、傷ついた胃腸の粘膜の修復を促進する働きがあります。また、キャベツを切ったり、かみつぶしたりすると、キャベツ中の酵素が働いてリゾホスファチジンサン(LPA)ができます。これには細胞を増殖させて胃の修復を促す働きがあります。生できざんで食べる研究により、胃腸の粘膜修復作用があるリゾホスファチジンサン(LPA)という成分も、生のキャベツを細かく切るとキャベツの酵素が働いてできるとわかりました。トンカツについている山盛りの千切りキャベツは胃腸を守っているのです。解毒力アップ解毒力を持つ成分の一つは、キャベツを食べたときに少しピリッとする辛みの正体、イソチオシアネート。これは、体内にある解毒成分グルタチオンを発がん物質などの解毒と結びつきやすくして、体の解毒作用を高める働きがあります。毎日葉っぱ1枚食べよう!キャベツの免疫力や解毒力を上げる作用は続けて食べれば1日あたり葉1枚(30~50g)でも効果が期待できます。続けることが大切です。