大根を使った風呂は、昔から農村地帯で冷え性や婦人病治療のための民間療法として使われてきました。
干した大根の葉には、温泉成分にみられる塩化物や硫化イオンなどの無機成分が多く、皮膚のたんぱく質と結合して膜をつくり、保温効果を高めたり、新陳代謝を促進する働きがあります。
「大根湯」には、干した葉を使います。大根の葉にはビタミンA、B1、C、Eやカルシウム、鉄、ナトリウムなどのミネラルや葉緑素が豊富に含まれています。
◆入浴剤の作り方
大根1本分の葉を風通しのよい日陰に吊して2~10日間乾燥させ「干葉」にする。
これを細かく刻んで布袋につめ
風呂に入れ、水から沸かす。
※生の葉を使う時には、刻んでからすり鉢ですり、しぼり汁を使うように 。
◆風邪の時には飲む
大根の辛味成分であるアリル化合物には炎症を鎮め、せきを止めるほか、殺菌の働きもあるといわれています。
そのため風邪をひいた時は、大根とショウガのすりおろしたものをお湯に溶かして飲んだり、大根の角切りをハチミツや水飴に漬けておいて、溶け出したエキスを飲むと効果があるといわれています。
身近な冬の代表野菜・大根を、食べたり、飲んだり、入浴したりと、丸ごと1本活用してみましょう!
By冷え性の女性を応援します やわらぎ整体院